三月二十二日(金)

9時半に起きてサンミーを食べ紅茶を飲む。サンミーはうまい。昨日から波が来ているので余暇論セミナー論文を書き続けている。実家は執筆合宿と似たような状況をもたらすらしい。おかげで仕事はしていない。

昼は塚口のタントで「なすとベーコン」のスパゲティを食べる。もう20年くらい食べているんじゃないか。なすとベーコンはうまい。

散歩がてら西宮北口に出てジュンク堂を見ていたら、「設計」という素晴らしい書棚を見つけた。主に建築図面の書籍が置いてある。キット論をやりだすとこちらにも関心がわく。

さらにプラモデル棚を見ていたら『プラモ インストブック』というタミヤの1/35MMプラモデルのすべての組立説明書を収録した素晴らしい本が売っていた。書店で小躍りしたのは久々である。ただ、重たい本なので今買うべきか延々と逡巡したあげく、東京に戻ったらすぐに買うことに決めた。

帰ってきて引き続き論文を書き続けた。今までアウトラインで悩み続けていたのが、今回のバージョンはかなりよくできている気がする。良いアウトラインの特徴は理解しやすいロジックで書かれているということもあるが、章や節ごとの役割が明確に分離できていて、ある箇所を変更したら他の箇所をどう変更したら良いのかすぐに見当がつくことだろう。ソフトウェア開発におけるデータ結合によるモジュール化みたいなものだ。本当は変数として、あるモジュールに加えた変更が別のモジュールにも自動的に反映されれば楽だが、ソフトウェアプログラムと違って学術文章はそうもいかないので手動で変更する必要はある。ローカル変数とグローバル変数の違いを意識するのは論文でも大事だ。論文の場合、変数にあたるのは理論的概念であったり、先行研究や自身の研究が主張する命題であったりする。

杉山