二月二十三日(土)

9時半に起きて紅茶を飲む。昼から本郷に出て待機業務である。だらだらしながら残っていた文字起こしを終わらせた。投稿まであとは分析に組み込んで、考察を書くだけ。考察のアウトラインがまだないので一仕事残っている。

帰り道キャンパスを歩いていたらふと思ったこと。一つのジャンルの専門家になるんじゃなくて視点の方を鍛えて、問いに応じて適切な事例を持ってきて研究するスタイルは編集者的なのかもしれない。オーケストラの専門家でも写真の専門家でもなく、世の中に色んな趣味があることを把握しながら、興味を深める趣味縁を考えるのに効果的な趣味をそのつどピックアップするやり方。雑誌の企画編集に近いんじゃないかな。編集者の仕事術を掘るとまた面白い出会いがあるのかも、と思った。

去年のこの時期に日記に出会ったように、今年も新しい面白いものを見つけたいという気分が増している。

杉山