一月二十九日(火)

仕事がやばいほど進まない。
思っていたことの十分の一ほどもできていない。ここ数日で、本当に仕事の進み具合の遅さを実感している。いったい一日になにをしているのだ、というくらいに進捗がない。「最低限」で一日が終わる。
こんな感覚ははじめてだ。

寝床で自分が苦手なことを考える。
・保険をかけずに道を進むこと
 これはまあ、昔からだ。でも前に後ろではなくて進む先にいろんな分かれ道を味わうということをしているうちに、「逃げ道がなくてもいいか」という気持ちに、少しずつなっている気がする。気がするだけかもしれない。

・気持ちをその都度その都度切り替えること
 これは仕事の中で実感する。時間が経つと、集中力と気力がいっしょに減衰していくのを感じる。その都度リセットしないと、集中力60%、50%、40%……と徐々に気力やらが落ちてくる。リセットができない状況では、たいしたことがない課題が、急に困難に覚えてくる。後悔するとわかっていても、目の前の課題から逃げる傾向がある。気持ちを切り替えるためにできることは、今まだ見つかっていない。仕事を中断して突っ伏して寝てしまうのが、経験則的に一番いいと思うのだけど、それができる職場でもない。

夜が更ける。

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