一月九日(水)

10時ごろ起きる。昨日のSocSciは好評で良かった。社会学卒のエンジニアや現場に来ていたり、現役の産業エスノグラファーがTwitterで反応していたり、隠れていた人が可視化されて手応えを感じている。

チョコチップパンを食べ紅茶を飲みながら、Spreadable MediaをGoogle翻訳にかける。最近は、論文を生産するためになるべる早く効率的に洋書・英語論文を読みたいと思っている。機械翻訳にかけただけでも概略と重要な部分はさらえるので、適宜原文に戻る形で1日に50ページ分読めそうである。sくんに教わった箇所は見つかった。

本郷に出て昼から非常勤。合同クラスでレポート発表である。他の先生の授業風景をはじめて見られたので面白かった。なんだかんだみんな書いてくるものである。次回が最終回。

夜は研究室でWhen Computers Were Amateursの論文を読んでいたが、余暇論セミナーとして大変重要な内容だった。愛好実践を標準化し専門知識の学習を不要にする「キット」は、それを手がかりに新たなティンカリングを生むのか、それとも思考停止を招くのか。ソフトウェアにまで連なる重要な問題系がある。

杉山