一月六日(日)

10時過ぎに起きて紅茶を飲む。こたつにあたりながら趣味雑誌研究を調べていた。朝顔論文がなかなか刺激になったので、それに類するものを見つけたいがあまり上手くいかない。

昼過ぎに出て牛丼を食べてから本郷へ。研究室から『デザインドリブンイノベーション』を拝借して、コモンズでSocSciのスライドを完成させる。

夜にsくんからメッセージが返ってきたので共同論文の1章の内容を相談する。そこから議論が始まって、Googleドキュメント上でアイデアの共同執筆をやりやった。ぼくのなかで朝顔論文や将棋論文が位置づくような立て付けにしたい思いがあり、それを実現するにはジェンキンスを上手く使ってメディア技術史とつなげるのが良さそうということになった。当初全く考えていなかった構成だけれども、こちらの方が度量が広い気がする。ジェンキンスをちゃんと勉強しなくてはいけない。

その後チャーリーくんにも話したけれど、教養主義的なもの(無線・・・)、都市の新娯楽的なもの(活動写真・・・)、健全な心身のための余暇善用的なもの(ハイキング・・・)、の文脈を前提にせず、むしろそれらも一変数として組み込めるような問いが立てられるようにしたい。共同論文はまさにそこに取り組むものなので、「園芸」とか、「将棋」とか、まだ見つかってはいないが「釣り」とか、そういう遊びを大事にしていきたい。

島と本土で隔てられていても、こうして時間を見つけながら余暇論セミナーと共同論文が進んでいっている。

田端に帰ってきたら松本さんが来ていたので、声をかけてから床についた。

杉山