十二月十七日(月)

土曜日はラバリーカ公演、日曜日は現役OBOG忘年会と、フラメンコの人たちと遊んだ週末だった。週が明けた月曜は遅くに起きた。シャワーを浴びて、パンを買いに行く。はじめて店番のおばあちゃんと話した。意外なことに家の人じゃなかった。店主の商売気のなさを聞く。先代の旦那さんの頃は繁盛していたのに。

田端ローカルコミュニティとの関わりが増えるなかで、パン屋からは「良い話」が聞けない。でも、夜に松本さんと話したけれど、店主には店主の悲哀があるのかもしれない。どういう人生の果てに、今、毎朝10時半にパンを焼いているのだろう。

昼過ぎに本郷に出る。模擬授業の資料をつくっているうちに夕方になった。その後、久々にコモンズインタビューをした。公共空間にどう活動の痕跡を残していくのかという問いが再燃した。

夜は目黒で夕食。まじまじと見るとお婆ちゃんも年をとったなあと思う。そう書いてすごい寂しい気持ちになった。

杉山