十月三日(水)

3・4限に非常勤があり、振り返りミーティングをやったあと新宿に移動して研究相談だった。くたびれた。

騒がしめの学生は横について色々問いかけたり一緒に文献を読んであげたら、実はちゃんと読んでることが分かったり、自分が興味あることを話してくれたりする。本当はとても素直だ。けど初めから自発的にやる流れにならない。ファーストインプレッションで難しそうな課題を目にすると、まず友達と雑談。やる前から「できない」と入るのはなんでだろう。

そんな中でも自分から読みだして要約を書き始める学生もいる。「こいつらがうるさいから席移動していいですか」と言うんだけど、結局そのままの席でやっている。いつメンで座っていることを内心どう思っているのだろう。葛藤もあったりするのだろうか。

教室を間違えてしばらく座っていた学生。必修だから正しい教室いかなめんどいよと話しても、まずいつメンからの「せっかく一緒に座れたから今日はここいようぜ」という流れに乗る。こちらも流れに乗ってあげて少し話したあと、「はい、移るよ」と流れを切ってあげると、素直に移動し始める。なんだかんだ言ってるけど、やっぱり正しい教室に参加しなきゃと内心思ってるんだな。

小学生の頃、塾の友達グループがあった。あるとき、1人の授業が終わるのをみんなでだらだら待つのが嫌になって、先に帰ったことがあった。その日以来グループからはハブられた。友達は失ったが、好きなように動けるようにはなった。本当は好きなように動きながら友達もほしい。

杉山