五月四日(金)

にゃみさの家で目覚める。
風が強く吹いてて肌寒いのと裏腹に、初夏のようなキラキラの空と緑が眩しい。

日々を大切に暮らしてる二人の空間、柔らかくって、歓迎しながら受け止めてくれた空間を去る。

明らかに人生のステージが変わった感じがする。
今まで少しずつ待っていたものや、支流が全部合流して、太く流れ出した。かと言ってごうごうとした勢いじゃなく、ゆったりと身を任せて底は穏やかな感じ。


実家に移動したらこれも変化があってびっくりした。お茶を淹れる。

お昼も食べて、新大阪までお見送りに行くことにした。
行ってよかった。
自分の心や体の声を、時に自分以上に聴いてくれたり、だからこそ自分でも聴き取れるようになったりすること。
すごいことだと思う。私もそうでありたいんだなーと、今までの子ども達や人とのやりとりも通して思い返す。
今まで感じなかった痛みも感じられるようになったことにも、祝いたい気持ち。

実家では母親がとげとげの言葉をいっぱい発してたけど、それも一緒に話していけば行くほど丸くなって行く。
前は、話すほど棘が固くなって、燃えて、どうしようもなくて悲しくて辛かったのに。
弟の話も聞いて、母が別の寝室を勧めてきたのもキャッチして、あぁこの家もステージが変わったんだ、と感じた。


チェックアウト。
相手への信頼、相手からの信頼、宇宙への信頼、感謝、安心とともに眠る。

さて、咳が止まらないし、深くなって来てる。病院に行こう。


ゆり