四月六日(金)

研修の最終日。で、赴任先へと出発する日。
スーツケースを持って行くので、空いた電車に乗ろうとするので7時過ぎには家を出る。昨晩片付いた机の写真を撮る。
出がけに、昨晩帰りが遅く、いつも昼過ぎまで寝ている杉山が、わざわざ起きて見送ってくれた。
なにも言わなかったけど嬉しかったで。アスタラビスタ的挨拶をする。
おそろしいほど重いスーツケース、リュックサック、ビジネスバッグを持って移動。駅のコインロッカーに預けるまで緊張と疲弊が続く。何度か線路脇でよろける、危ない。
 
研修はビジネスマナー。電話対応とか訪問対応とかなんとかかんとか。一番やってみる系で楽しかったし勉強になったけど、いざ職場でやるとなるとまたしんどそう。ところでいずこのマナー講師もメラビアンだいすきだな。
 
研修後、外の雨風が強い。配属先に連絡。「研修終わりましたー」「今日の船、欠航になったで」
アスタラビスタ叶うの早すぎる。
明日の空路の確認とか、荷物も輸送とかグダグダ調べ物をした後にクラスで飲み会。幹事役の人、お疲れさまでした。詫びながら1時間ほどで中座。結局数人と親しくなって終わった。
その後、院の友人とも1時間ほど飲み、解散。
シェアハウスに戻ろうか迷う。2時間くらい考えて、自分にとっていい感じで別れられたと思ったので、止める。スーツケース諸々を運びなおすのが辛く、休日開いてる郵便局の近くにいたかったのもあるけど。
 
渋谷のネカフェでこれを書いている。
最初、東京という街で覚えた娯楽が「吉祥寺のネットカフェで徹夜で漫画を読む」だったことを思うと、こういう形の締めも悪くないように思えた。てかてかした黒塗りの狭い部屋が懐かしい。家以外で一番寝泊まりした場所だ。
でも次の日記は全然違う、新しい場所で書いてるんだろう。
潮風が感じられる文章を書きたいなあ。
 
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