四月七日(土)

 いつものごとく昼前に起きる。中原先生の本を読みながら紅茶を飲みパンを食べる。人に会う用事もなく、深冬のような天気で出かける気もしないので、本郷に来た。事務作業と論文の著者校正を半分ほどやったけれど頭が働かないまま日が暮れた。目黒に帰って夕飯を食べて寝る。喉の痛みが続いていて微熱もあるみたいだ。

 今朝、ふと僕は大学院で初めて青春的な悩みや喜びを経験できたなと思った。世間的に誰がどう言おうと、僕が僕の人生において遭遇したことはそうなのだし、みんなもそれぞれ生きていけばいいよ、という気分がする。

杉山