十二月十三日(金)

ここのところQOLが高いと思っていたが、どう考えても上司が長期不在のためだ。あとお風呂。

朝起きてクラッカー食べながら、自分の書いている原稿の参考になりそうな一章を読む。自分はまだこのテーマについての基本的な議論の構えができていないのを痛感する。ただ自分と同じ狙いを持った論文を読めたので、こことの差分から原稿の形を作っていくことが求められていることに、ようやく気付く。日曜は書き直しのための材料掘りにに当てようと思う。

仕事をぼこぼことすすめる。いろいろと予定がつまりにつまり、溜まっていた仕事は三時間ほど残業してやっつけた。

家に帰って、自分の研究テーマと直結している論文を読む。が、途中で眠くなり食事をとりながら休むことにする。

界隈がさわがしい。

S



十二月十一日(水)

8時半に起きてシャワーを浴びて出かける。本郷で彼女と会って麦へ。紅茶を飲みながらジャンバラヤとプリンを食べてブランチした。少し散歩して別れた。

今日は非常勤がないので、久々に研究室でゆっくり仕事した。UTalkの打ち合わせに行ってから告知文をつくる。その後はメールを返したり、『ツイッター業物語』を読み終えたりした。日が暮れた頃から非常勤の採点をはじめて、終えた。途中で新着論文のRSSフィードを眺めていたら学習生態系やSTEM Guideの論文が出ていてテンションがあがる。

帰りは御徒町で中華に入ったら、「仕事遅かったの?」と聞かれて杏仁豆腐をくれた。『つくることで学ぶ』を読みながら帰った。家に着いたら「電気回路実験キット」が届いていた。Lilypadも早く届かないかな。早くSTEAM教育の研究したい。

杉山

十二月十日(火)

四時半くらいに眼が覚めてどうにも寝付けず、一時間くらいにコメントの租借にあてた。指摘のうちひとつは論としてのまとまりと完成度の高さを高めるために必要な物で、こっちを優先して直そうと思う。もうひとつのコメントは方向性に迷う。眠くなり、五時半くらいから二度寝する。起きたらとてつもなく眠い。

仕事は忙しいのかひまなのか分からない。書類をあらかた作り終え、今日来た書類もすぐ打ち返したので結果的に業者待ちの案件が増えてしまった。

帰宅してからお湯につかりなが杉山くんに教えてもらった論文をKindleで読む。メディアタイゼーション調査について過去にいろいろ読んでいた記憶がよみがえった。スペクテイターとしての経験を高める方向で進むカードゲームについての論文で、視覚的な情報のリアルタイムでの提示とか、オンラインプレイが主要な入り口になっているという話は自分の研究対象に近いものを感じた。

  先行研究の位置づけがよくわからないけど、たぶんメディアタイゼーション調査のケーススタディという形でいいのだろう。 一度自分の対象をメディアタイゼーション調査の中に位置づけようと思ったとき、ケーススタディとして打ち出す以上のことが言えなかったので放棄していたが、こういう形で意義を述べるのはいいのかもしれない。 

I-padはまだ来ない。Kindleで読みながらとモニターでPDFの検索をかけたりWorkflowyにまとめるという作業が、意外とやりやすい。

S



十二月八日(日)

10時に起きて紅茶を飲みながらゼミ文献発表レジュメをつくる。昼からsくんと丸の内に出て、わたるさんと合流してランチ。ぶ厚いとんかつを食べながら近況交換をする。

その後いったん田端に帰ってから今度は渋谷へ。sくんに触発されてアップルストアに行き、iPadのマルチタスキングを試してみる。博論執筆に向けて、Workflowyや論文閲覧環境のリファクタリングする気持ちが強い。

17時をまわったのでWWWXへ。ウィリーウォンカのワンマンライブだった。客層がとにかく若かった。ライブではやっぱりeydayみたいなモッシュ系の曲が聞きたい。ビートに揺れる系の曲は自由に動けるクラブの方がいいな。

終演後は浜松町に出てsくんの見送り。港を探検する遊歩の楽しみがあった。

杉山

十二月五日(木)

ゆっくり起きられる日は最高だなおい。

9時に起きて紅茶を飲んで日本史の勉強をした。てっきり大政奉還がすなわち江戸幕府の廃止だと思っていたがそうではなく、大政奉還はあくまで江戸幕府徳川慶喜)が主体的に政権を朝廷に返したものであり、幕府は以前として存在していた。そのようにして権力を維持しようとし続けた幕府に対して、岩倉具視らの倒幕派王政復古の大号令を出して幕府を廃止させ、明治政府をつくりあげていく。とはいえそれだけでは徳川の勢力が落ち着くわけもないので、鳥羽・伏見の戦いが口火を切り戊辰戦争になっていく。

12時頃に家を出て研究室へ。今日のゼミは研究発表だった。これまでゼミでは紹介していなかった自分の研究として、シリアスレジャー論文と趣味項目論文を発表した。個々のジャンルの研究ではなく「趣味研究」であることの大義を述べることが課題になった。

その後は研究相談を聞いて駒場へ。フラメンコをして帰った。

杉山

十二月二日(月)

9時半に起きて紅茶を飲みながら『新マンガゼミナール 日本史 近現代』を『詳説日本史図録』を突き合わせながら読む。鯨油を求めながら市場拡大を図って東アジアにやってきたペリーらの開国要求を、アヘン戦争で清の敗北を目の当たりにした日本は呑まないわけにはいかず、老中・阿部正弘安政の改革を進めて日米和親条約を締結したり、蕃書調所などを開いたりしたという流れ。品川の台場も阿部が造らせたというから遊歩とも馴染みがある。小学校だか中学校だか以来の日本史の知識(というか、もはや印象)だと安政ってすごく昔な気がしていたが、明治維新の10年前なんだな。その後の万延の貨幣改鋳も、この前貨幣博物館で見たやつだ。

11時前に家を出て向丘遊園へ。今日もTA。ほとんど仕事しなかった。

18時半に上がって本郷へ。20時につく。彼女と会ってスペイン行きの航空券を買った。ロンドンで乗り継ぎって地味にテンション上がるな。

杉山

十一月二十九日(金)

7時半に起きて支度をして出かける。電車を乗り継いで大岡山へ。東工大業務だった。インタビューの監督とデータ入力をした。

17時半に上がって、『図書館情報学概念』を読みながら帰る。田端でスーパーに寄り、家で鍋をつくって食べる。

食後はだらだら来週のゼミ発表資料を完成させた。書籍執筆は進まなかった。

杉山