三月二十六日(木)

仕事はどうでもいい。三時間ほど残業。残業代はつかない。

とりあえず大きな仕事をどこまで引き継げるかという勝負になっている。
本庁の動きがここにきて加速する。年度末はみなが発狂している。

職場の人が異動する。Aさん、Hさんほか。
去年の今頃を全く同じことを考えていたけど、人間関係のなかで別れたいときに離れる的なメンタリティで過ごしてきたから、制度によって容赦なく離れ離れになることの虚無感というかさびしさというかどうしようもなさへの耐性も無ければ、そこでどういう感情をもってことに臨めばいいのかよく分かっていない。送る側としてもそうだし、送られる側としてもそうだ。卒業式でも泣けなかったし、異動の見送りでも泣けない。ただぽっかり穴が開いた感じがじばらく続く。寂しさというべきなんだろうけど、それに対してどういう表情を浮かべてどいう振る舞いをすればいいのかわからない。

LINE通話もZoomもあるなかで、そこまでして連絡を取りたいと思わないけど、日常生活の中であたりまえに過ごしていた人との別れ。しばらくは慣れない。宿題だ。

あいかわらずコロナでの非日常感がない。戻ったらたいへんだ。

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