五月十一日(土)

朝、11時くらいに目覚める。その後昼ご飯を食べよう…と思っているうちに活動するエネルギーが湧いてきて、ノートPCとか論文とかをバッグに入れて飛び出していた。めずらしい。

レストランで刺身定食を食べたあと、近くのカフェに入る。Wifiが入っているようだがなぜかつながらなかった。背もたれがないベンチのような椅子で背中を丸めながら論文を読む。「参加」の概念をアカデミズムの用語法にそぐわないという点から批判する論法はFuchsと同じだ。問題はこういう批判がどこまで有効か。

その後車に乗ってぐるっと遠くのカフェにも行く。到着したのが三時頃で、閉店が四時だったので長居は出来なかったが、そこでか―ベンター論文を読み終えてノートをとった。か―ベンター自身が藁人形論法を使っている感じがぬぐえないけど、歴史を「前史」として位置づけることの危うさについてはとてもいいことを言っていた。

その後、なぜかさらに気が増していてボルダリング施設に向かった。たまたまあった知り合いに挨拶して、壁を一時間くらい上った。ボルダリングをした後、世界はなんてつかみやすいもので溢れているんだろうと、いう思いを強くする。車のハンドルなんて素敵だ。

余暇論セミナーでは4章の構成について考えた。論文全体の問題意識から構成を作ったので、次回で文章を書いていき今月中には完成をさせたい。

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