四月十日(水)

 最近はやたらと眠く昼になってようやく目覚める。大分寒そうだったが家にいても何もできなさそうだったので大学に地下鉄で出向く。

 『帝都復興史』を前日から読み始めているが、意外と区画整理の議論について詳細に記されていて興味深い。でも、そこで描かれている都市に対する責任感とかは都市計画運動とあんまり変わらない。むしろ同じロジックがそのまま震災時においても持ち込まれたように思える。

 前日に依頼した『区画通信』が早速他館から届いた。「都市づくり」という言葉も見える。このあたりが都市計画とまちづくりの分水嶺だろうか。

 今日はやたらお腹が空いたが、寒いゆえにカロリーを消費しているという風に解釈したい。
 
 帰りに三田線に乗って遊歩関連の本を読んでいたら同じ車両に詩絵音くんが白山から乗ってくるというなかなかに奇跡的なことがあった。

 中川