三月六日(水)


十時間近く眠っても寝床は恋しい。
バタバタと精算の書類を作ったりしているうちに、年度中の現金の残額が予定よりややオーバーしていることに気がつき、昼飯中ずっと金策を考える。とりあえずひとつ見積もり依頼している物が戻ってきてから上司の判断を仰ごうと思う。

それにしても一度大きな買い物をした段階で整理しなおしておけばよかった。「細かで着実な仕事」という事務の仕事の苦手さはあんまり克服できた感じがしない。我ながら成長した実感が薄く、自分の嫌なところがよく見えた一年だったと思う。
今日も来年度どうやって辞めるかということを考えながら午後を過ごした。気持ちは前向きになったり後ろ向きになったりと落ち着かない。

家に帰り、明日の準備をして眠る。

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