九月二十二日(土)

全てにおいて後回しにして駆け抜けて来たことも、体調も、会話も、ひとまず向き合って整えられる日がやって来た。

化粧して洗濯し、朝ごはんを作って食べる。

健太郎が三月に仕込んだ味噌はおかげさまで完食(おかげさまでと言いたくなる)。私が四月に平和道場で仕込んだ味噌をついに解禁する。二十人少しで仕込んだ味噌は、ジップロックを破ってたまり醤油のような美味しい汁をタッパーの中に撒き散らしていたけど、これはホコリをかぶっているのでバイバイ。

しばらく集中して作業ができた。まれびとの件も二人で話していた。

ナイスな提案があって、シェアの時間を近くのカフェで持つことになった。歩いて十分かからず、コンセントもWi-Fiもあって落ち着ける、コーヒーの美味しいところでついつい長居して話す。

夜は昨日の鍋をアレンジしてイタリアンラーメン風にしたのだけど、なんとも重たくて二人とも食べきれなかった。
世にも奇妙な物語を観たり、深い話をしたりしていたら夜更けはすぎていた。途中グーグルが読んでないのに勝手に反応して怖くて、そこからずっとビクビクしていた気がする。

今日のまれびとは静かでセピア色。みんな帰ってこない。


ゆり