八月二十九日(水)

ついに二週間前の日記を書く羽目になっている。予想外にバタバタし倒していて、貧乏暇なしとはこのこと。

それでも日々の記録が録音やらノートやらで残っているので、気づかなかったけど実は記録魔なのかもしれない。誰の役に立つのかわからないけど。

この日は朝からNELISのミーティングで原宿に。遅れて入ったその店にPはいて、私のカバンを見るなり「イャマだね」と言った。彼は偶然デンマーク人だった。喜びや柔らかさを持っている活動家で、思っていた以上に素敵だった。イギリス以来のあかねとみおと、昨日も会ったどりと4人で歩く。

みおと解散してどりの家へ。急に思いついて、シューマッハカレッジでの体験を歌にすることになった。

詩を書こうとすると、イメージが湧いてきて、ものの五分でするっと出来上がった。そこにどりがこんな感じかなーと曲をつける。全部で十分ほど。早い。ちょっとずつアレンジを加えたり詩を足したり引いたりして、完成形の録音まで一時間と少しだった。

こんな風に人が気軽に創作ができる環境がそこいら中にあれば、楽しいし、人間本来の創造性が発揮できて自然だなぁと感じた。逆に、普段いかに恐れや観念で社会構造的・文化的に抑圧しあっているのかということを思う。


次の日の報告会は、スーパー楽しかった。あんな幸せな場を持てたのは、主催者としても参加者の一人としても初めてだった。頭と心と体をフルに使うことのできる、即興的な場。最高。

ゆり