八月二十三日(木)

七時に目覚めた。
朝ごはんを食べてドラマを見ながら化粧をする。
コーヒーを淹れて予定調整と連絡、今日のタスク見通し。

少し粘っていたけど、体の声を聞いて今日のワークショップ参加を辞めた。
仮眠して、チームのみんながてんやわんやしている仕事を引き受けた。クラウドファンディングのコレクターの皆さんへ送るメッセージを書いて、校閲、清書。やり始めると集中できる。私の場合はいつもやり始めるまでがネック。

滞っていた告知も、書き始めるととても乗って来た。公な告知文を書き始めるとイメージも鮮明になって楽しい。これまでも企画書やメモに落として来ていてイマイチエンジンがかからなかったりマネタイズに悩んだりしていたのに、不思議。この現象に名前はないのだろうか。

松本さんがやって来た。久しぶりで、色々と報告したいことがあったのに、話しはじめてから気づいた。新しい家は、とてもドラマチックで素敵なアーカイブ案件だ。妄想が膨らむ。

今日はコロッケを作ると決めていた。昨日は計画的に野菜と鶏のソテーを作っていて、それをマッシュしたジャガイモに混ぜ込んで丸める。昼間に一平さんが作っていたカレーの残りであるアボカドと、買って来たクリームチーズも中に入れた。賑やかしいコロッケだ。
一平さんのお友達のなめらかで独特な喋りを聞きながら、松本さんと流れ作業で衣をつけて行く。
そういえば、一平さんのカレーはスクリーンデビューするらしい。美味しいものや楽しいもの、クールなものはいつも流れがスムーズで速い。フラッシュモブをやっていた時の体幹と結びついた。
揚げ物をあんまり家でやらないのだけど、楽しかった。油の温度は思っているより上がるのが遅い。後半の方がサクッと仕上がった。

四人でもぐもぐ食べる。二十二時過ぎ、健太郎を駅まで迎えに散歩。大荷物をゴロゴロ転がしていて、もう少し私がマッチョだったら手伝わせてもらいやすくなるのになぁと思いながら帰った。パッキングが終わり、一時過ぎ就寝。明日からマレーシアだ。

台風がまれびと中を鳴らしていた。


ゆり