八月五日(日)

やっと帰って来る場所に帰ってきた感じがする。
今日も日本は暑い。

結局お気に入りの水色のワンピースを着ていたのはほんの1時間足らずで、家着に着替えて一日中クーラーの効いた部屋で過ごしていた。健太郎と、お互いに意図を持って時間を過ごす。しょーもないユーチューブの画像を見たり、遅めのお昼を作って食べたり、相変わらず豚肉とナスの炒め物が美味しかったり、ノートを書いたりして、色々と企んだ。

夕飯は珍しくカップ麺にしようとひらめいて、ちょっと浮き足立ってコンビニへ。それでもやっぱりネギとかきのことか生姜をこしらえて自分でのせるとこがエライ。ただ、アイスを今日一日で三つ食べていたのを私は知っている。

首や肩をほぐして、寝る前にチェックアウトをして、
深呼吸して、至れり尽くせりで、
芯から整った。

明日から頑張ろう。
やっとエンジンをかけて日常を送る。

シューマッハに行ってオランダで過ごしたけど、自分にとって一番大事なのは日常だと感じるし、日常というのは場所に規定されるのではなくて、今は一緒にいる人によって規定されているのだとひしひし感じた。

ふと、機内で観た、難民が身を寄せるアイルランドのホテルを追ったドキュメンタリーを思い出した。
彼らの日常はどこにあるのだろう。
本当に困っていて、やるせなくて、衝突の起こりがちなところでNVCをやりたいと思ったのだった。


ゆり