二月二十七日(火)

 ここ数日かかりきりだった舞台を無事終えられた。「趣味」と学びについて考える、という研究会。大御所の先生と共壇だったり、前日に「聞き手のことを考えると良いですよ」というプレッシャーをもらったりもしたけれど、結果的に良い反応をたくさんもらいありがたかった。はじめてお話できた方がいるのも嬉しいが、数年来知っているけれど、やっと今回ちゃんと研究のことを聞いてもらえて、それで「面白いことやってたんだ」と感想をくださった人がいるのが、なんとも感慨深い。
 それにしてもかなり緊張した。会自体は18時半で、昼過ぎに大学に行ってからそれまで共同研究のデータ整理をしていたが、落ち着けない。ヒップホップを聞きながらうろうろするテンション。でも、逆に浮き足立っている方が、感情とか考えとかを率直に出しやすいのかもしれない、とも思った。「自分が(この自分が!)落ち着いてしまえない状況」を意識的に拾ってみると面白いかもしれないね。
 
 [杉山昂平]