四月二十九日(月)

朝起きて、Zoom越しにミッションステートメント研修をやる。三時間近く自分を振り返る機会を、適切な時間管理のもとでできたのはとても贅沢だった。バイト先の友人といいまれびといい、なぜこうも人があたたかいのか。

大切な人を思いうかべ、80歳になったときその人から与えられるであろう感謝の言葉を考えるというところで躓いた。感謝の語彙が片務的なものばかりでおどろく。感謝と賞賛のバリエーションについて、感性が貧弱なんではないかという気がした。
ミッションステートメントを考える下りになると、「ある望ましい状況を作りたい」と考えるときの発想の始点と終点が徹頭徹尾「自分」なのだと気づいた。そういう状況というのは、自分がそのときどういう状態にあれるのか、という発想と裏表になってる。メモを見返すと、草案づくりのメモの中で「場づくりとまではいかないが」という言い訳めいだ言葉が二度も出ている。

あとここ数カ月の人間関係の悩みでもメモがぐるぐるしている。

その後友人と飯を食べ、見送りに行った。なんだかんだで一年間は動かなかったことを激詰めされた。友人たちとの考え方の真逆さに驚くけど、そもそも自分と彼らは立場が違うから、当たり前だ。どっちの考え方があって進める領野もあっていいと思う。

久しぶりに外からの刺激をたくさん注入した一日だった。仕事場に行き、用事をちょこっと済ませてから家に戻り、論文をいくつか読んだ。ちょっとずつでも頭をならして戻していこう。

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