二月二十七日(水)

 10時に起きて大学に向かう。今日は1時から先生の研究室の掃除をする。先生が本を仕分けしたそばから段ボールへ入れ、学環の図書館に運び入れた。業務用のエレベーターに乗ったり総合図書館との見知らぬ通路などを見つけたりして神秘を感じた。不要になった本を10冊ほどもらったのが収穫である。先生は半分以上片付けが終わったといつもどおり威勢よく豪語していたが、どうみても三分の一ぐらいしか進んでいないようにも思える。

 17時ごろに終わり、疲れたので早めに家に帰ることにした。昨日家の作業環境を整えたので、今後は大学で作業する時間が短くなるかもしれない。

 昨日からパトリック・ゲデスを読み直しているが、自分が進めていることは日本におけるゲデス的なものを見出していくことのような気がする。日本の都市計画「運動」のなかで見過ごされてきた部分は、ゲデス研究でも見落とされているものではないだろうか。

 結局、4時頃まで書いたり考えごとをしていた。

 中川