七月七日(土)

シューマッハカレッジ二日目。

昨日からの体調のサインにざわついて、朝の瞑想がしんどかったので、外へ。
カレッジ内をふらつき、細部を愛でた。
馬がいる、ヤギがいる、アヒルや犬、いい声で鳴くブラックバード、美しい色の花や果実。人の営み。ちょっと開けたところで、日向ぼっこする猫を見つけた。すると横からまた別の猫がやって来てこっちの様子を見てる。そのまま、私を含めた3匹で瞑想することにした。気持ちいい。

「生命のお祝いをしにやって来た!」
ここに足を踏み入れて、一番はじめのチェックインサークルで自分の体から出て来た言葉はそれだった。思考のボリュームを目一杯下げると、体がそう叫んでた。今までそんなの体験したことなかったからびっくりして涙が出た。その余韻と、自分の体への不安と、どっちもが共存している。

朝ごはん。モーニングミーティング。

まずはチェックインサークル、そして今日の一つ目のセッションは海くんのエンパシーサークル。普段自分が開催しているからこそ、海くんの一言一言に神経が通っているのがわかった。トーンも、タイミングも。

体への心配やざわつきと、相手の心配を大切にできて居ないような残念さ悲しさを聴いてもらって出て来たニーズは、嘆き・愛(愛への感謝)・統合だった。グループで、普段嘆くっていうニーズが受け入れられないと感じることについて話したりもした。聞いてもらって余裕ができて落ち着いた。

美味しいお昼ご飯と片付けの後は、水着を着込んで川まで四十分ほど森の中を歩いた。
りなさんとペアを組んでカヌーで川をのぼる。楽しい。
水面がキラキラして、たくさんの種類の木々、水の近くをバジングする虫たちのダンス、顔に当たる気持ちいい風を二人で存分に味わう。時にゆったり、時にどこまで速く漕げるか遊んだりしながら。

新しい単語も覚えた。カモやアヒルの親子が並んで泳ぐのを、「ダックリング」というらしい。めっちゃ可愛い。

川に飛び込んで泳いだ。ほとんどの人は木陰で見ていたけど、冷たくて気持ちよかったー。
帰りはいろいろ気を使いながらバカ笑いして帰って来て、頭と首が痛くなってしまった。

夕飯はカレー、そして、外の木の下でチェックアウト。

夜、りえさんが時間をかけて体のことを聞いてくれて、レメディをくれた。
病状が自分でもわかって、ちょっとホッとした。疲れすぎてたんだと思う。
プロのセラピストでもあるえりなちゃんと、宿舎の前でばったり会った。「ほぐそうか?」とその足で来てくれて、結局一時間も頭から肩にかけて念入りにほぐしてもらった。

至れり尽くせり。とにかく人にたくさん支えてもらって生かしてもらったそんな一日。

体が沈み込みそうに眠い。なんとかボイスメッセージを送って今日を振り返り、そのまま眠った。

えりなちゃんが、「ここが凝る人は頑張り屋さんですね〜」と言っていたので、「そっか、いつも頑張ってくれてありがとうね〜」と肩の筋に話しかけたら、「あ、今受容ができました!指が入りやすい」って言われたのが記憶に残ってる。

ゆり