六月八日(金)

 データがあってなんぼの世界で研究をやっているので、調査が進まないと途端に焦ってくる。学会の予稿もそろそろ、という時期なのに。なんとか生産できていない埋め合わせをしないと、という気分になって、夜遅くまで仕事をしたり勉強会の準備をしてしまう。 昨日は深夜2時まで研究室にいて仕事をしていたら、門が閉まって出られなくなっちゃったと水越研の子がやってきた。龍岡門が開いてるよ、じゃあ一緒に帰ろうかとキャンパスを後にしたわけだけど、それがなかったらずっと部屋にいただろうな。今日は昼に起きて南池袋公園の「Racines FARM to PARK」で仕事していた。気分転換しようとはしてるけれど、仕事にせよ勉強会にせよやることは文献のリサーチと報告なので、自分で知識を生み出していない、と結局ぬかるみにはまってしまう。日記の形式も維持できなくなる。ありがたいことに去年の後半くらいからリサーチ業務をいただいて1/3勤め人のような感じではあるが、それも自分で資金をとったものではないし、自立できるのか不安になる。他人が協力する意志をもてるプロジェクトを組織できるのだろうか。先生から与えられたものを返せるんだろうか。
 
 杉山