五月十一日(土)
五月八日(水)
五月七日(火)
明治文庫でマイクロフィルムをガラガラと繰っているときに許可局を聞いていた。「クソリプ」という言葉を使わずお手紙、お便りと読んだり、誰かがダジャレを言った際に変な雰囲気になることを「ほぐし水」と呼ぶという提案があるなど、なかなか訴求力がある会。違和感をおかしみをもった概念に転化したいという気持ちになった。
明日の発表のために神田のことを調べているのだがおそらく先生が考えているようなことは生じておらず無力感が漂う。なかばやけくそだったが神田の図書館に地域資料があるということに思いが至り、急いで二つの図書館をめぐった。千代田図書館が九段下の庁舎の9階にあって驚く。フロア全てが図書館で、古書店主や近くの大学生がおすすめする本が展示されていてなかなかに楽しい。久しぶりに図書館に感動したりしていた。
さすがに地域資料はこういうところのほうが多い。突破口が開けるかと思っていろいろな資料を読んで関係する部分を複写したが、やはり想定するようなことは書かれていない。うーむ。
帰ったら最果タヒの食のエッセイが届いていて目を通してみる。まずはパフェから。パフェは他の食べ物とレイヤーが違うという記述を目にするだけでうっとりさせられた。
五月六日(月)
7時に起きていそいそと出かける。西日暮里まで歩いて千代田線に乗り込み、北千住へ。さとしくんと待ち合わせて特急りょうもうに乗る。1時間半ほど乗っていると太田についた。
太田市観光協会は10時から17時まで無料でレンタサイクルしている手厚い組織だ。スポーツタイプの自転車があったのでそれを借りる。
まずは街中を抜けて金山へ。城跡案内所までの上り坂ですでに息が切れる。隈研吾のエンブレムを見る。山頂まではしんどいから行かない。
爽快に下り坂を走って駅前に帰る。なつかし屋の焼きそばを食べる。卵と豚肉トッピングで500円ちょいは安い。
駅前には太田市美術館・図書館がある。展示を見つつ、屋上へ。芝生の区画がいくつかあって寝転がれる。女子高生たちもおしゃべりしている。メディアテークよりもこっちのほうが好きだな。ただこれが都内にあると激混みでよくないだろうねと話す。
1階のカフェでいちごジャムソーダを飲んだあと、再び自転車に乗り込みピットイン77へ。思ったより遠く往復で30キロ近く走ったか。ドライブインだからてっきり色んなお店に囲まれているのかと思ったら田んぼの中にポツンと立っていて笑った。自販機でカレーハンバーガーを注文。球場の焼きそばがうまい理論でおいしかった。
帰りは蛇川のサイクルロードを走って駅に戻る。帰りの電車では熟睡していた。北千住でりんりんの300円ラーメンを食べて帰った。
家でGo Proの編集アプリを使ってみたらピットインの様子をとてもよくまとめてくれた。10分ほど撮りっぱなしにしつつハイライトを付けておいて、あとでアプリのAIにまとめてもらうというのは良いフローになりそう。
Go Proを使うようになって、「次にどんなアクションが起きるのか」を予期しながら行動するようになった。カメラを構えることは未来と交渉することであるな。
杉山
五月四日(土)
図書館に行く途中、播磨坂を自転車で登った。ここは石川栄耀が東京都戦災復興プランで考案したうち、計画通りに形成された数少ない場所の一つである。上り下りで車線が分かれており、真ん中が緑道になっている。日が落ちた直後でまだ少し明るかったが、非常にいい空間が形成されていた。この光景だけでも見る会があったと思う。いい日になった。
中川