四月二十日(月)

10時に起きてパンを焼き紅茶を飲む。博論で社会文化的アプローチの概説をする部分のアウトラインをつくった。Workflowyでフリーライティングをするようになってから、良い意味で学術用語に囚われずに自分の論旨を表現しやすくなったように思う。自分が社会文化的アプローチ(もっといえば学習環境デザイン)に感じた魅力とは「学べる/学べないの責任を環境のせいにできる」という点だったし、趣味の継続を学習論的に研究する場合でも、それで救われる人はいるはずだ。だからこそ学習環境と個人のマッチングの問題に帰することによる「免責」作用がポイントだと考えていると、素直に書くことができた。学術用語をパズルにして書こうと思っていたら、たぶんそこまで突っ込んだ表現は出てこなかっただろう。

昼はフォレストカフェの牛すじカレーとメンチカツをハーフアンドハーフの弁当にして買ってくる。とても美味しかったからまた買いに行く。

コーヒーを淹れて14時頃からは共同研究のリサーチ業務へ。加入したプログラムを受講しつつ、どんな授業案が設計されているのかをまとめる。公開研究会用の申込みフォームの原案もつくれた。17時からの顔合わせも無事終わる。

その後は米を炊き、まだ小雨が降っていたのでマルエツまで歩いて行き夕食を買う。鮭の切り身を冷凍してあるので、味噌汁の実と野菜豆を買ってくる。

味噌汁を煮ていたら19時になったので大島先生のウェビナーに参加する。相変わらずこれぞ科学者(心理学者)という語り口でほれぼれする。「子どもが獲得した知識を測る」ではなくて「主体という仮説構成体の内部に何らかの表象があると仮定して、その表象を何らかの方法で検出することで評価する」だもんな。心理学のターミノロジーは身に付けたいもののひとつ。

21時半頃にウェビナーが終わったのでそこから鮭を焼いて夕食。おみやげの韓国海苔ももらう。今日の晩ご飯はやたらおいしかったな。キャベツタマネギニンジンを切って炒めて醤油で味付けただけのここ最近ずっとやっているメニューとは違う方向性ができて大変満足だった。

今日は充実した一日だったと思う。

杉山