六月三十日(日)

 前日の酔いが抜けきってなくて何度も目覚めてしまった。ろくに動けるようになったのは昼前である。

 大学に向かいスプーンを大石さんに渡した後で歴社研の文献を読み直す。その後は市電の都史資料を読んでいたが意外と区の単位でもめていて興味深い。そこで「市」というものが問題化されていたということが書けていくんじゃないか。

 晩御飯を食べながら宮地くんに感化されて「涼宮ハルヒ」のループ部分を見ていた。10年ぶりに話題についていけるという感がある。

 そうこうしているうちに母から電話があり、祖父が脳梗塞で入院していたという話を聞かされた。今は退院して元気にしているようだが心配だ。母親から祖父にiPadでも持たせるといいんじゃないかという相談を受けるが、よくわからない。この夏は早く長く帰省しようと思う。今年はこういう話が多くて一気に時間の流れを感じる。本当に。

 中川