七月二十一日(土)
半月以上も前の日記と、今日の日記を一度に書くのは変な感じだ。
トラムの鐘の音が私のいる家にも昼夜響く。「チリリン」って感じだ。
マーケットはすごい人混みだった。懐かしかった。
アムステルダム四日目。四日目!?書いてびっくりした。早すぎる。そうだ、十八日の夜中に着いたんだ。
今日もちょっと風邪気味。喉の尋常じゃなかった痛みは和らいで、鼻の奥に移動した。鼻と眼がツンと痛い。
起きてしばらくベッドの中でライアーゲームを観ていた。なんでもいいから日本のドラマが観たくなる。
ぼちぼち起きて、ご飯の準備をする。ゆきさんが作ったポン菓子2種と、トットネスのオーガニックスーパーで買ったなっつやドライフルーツのミックスを混ぜる。ミルクやヨーグルトとラズベリーソースをかけて食べると美味しい。
持ってきていたサウジアラビアのコーヒーをRさんが淹れていた。昨日食べたいと呟いたそうめんもキッチンにあった!階下のマルクトで売ってたらしい。
もぐもぐしながら電話した。十二月のホリデーを使ってどこに行くかの相談。
そういうインスピレーション、旅にはめっちゃ大事なので、そっか、ってなった。
コスタリカか、ペルーか。どっちもいいな。お金もなんとかする気が湧いてきたのでなんとかなると思う。
話した後、今日の予定も流したので、安心したのか寝落ちしていた。昼頃に、今日から泊まるベラルーシ人の女の子二人がやってきた気配がした。Rさんも部屋に入ってきて少し話したのに、体が重くて重くて、起きたくても起きられない眠り沼にハマっていた。
やっと這い出したのが多分二時過ぎ。外に出よう。今日は懐かしい道を歩こう。確か土曜はマーケットがやっているはず。Rさんが買ってきてたティラミスを食べて、家を出た。
歩いているだけで気持ちのいい、オランダが好きだ、と思った。
ロンドンよりずっと涼しい。
この国の夏は本当に短くて、美しい。
運河が好き。
水が好きだけどその中でも運河が一番かもしれない。
服も食べ物も雑貨もなんでもいっしょくた。
可愛いお店にもいくつもお邪魔して、来たことのない道を通り、お散歩を終えた。
帰って昨日の残りのポモドーロをパスタにかけ、温泉卵と粉チーズをのっけて食べた。
また健太郎と大切な電話をして、手帳と日記を書く。
日常が戻って来た。
メールを返していかなきゃ、たっぷりためたまんまだ。
前にもオランダで食べていたアイスを食べると、ものすごく甘くてびっくりした。
ゆり