五月十六日(土)

今週ちびちび読んでいたHermes 1999があんまりよく消化できなかった。

ので、あまり達成感も無かったので金曜にお酒を飲みながら読んだ浅野智彦の若者本に触発されて、アイデンティティ関係のメモを作る。ファンアイデンティティの話をするなら多元的アイデンティティ論が持ってる基本的な認識を共有しておいたほうがいいという結論と、ハルバーソンらがちらっと触れてた可能自己の話を持ってきたほうがすっきりするんでは、という見通しをまとめた。
その後である日本語論文とか読んでいるうちに、アイデンティティ概念がいろいろな意味でつかわれているのを見て、アイデンティティという言葉を使うのをやめようとおもった。浅野本で対立的にもちだされてた多元的アイデンティティと自己アイデンティティの緊張関係という話や、論文の中で引き継ぎたいコアのアイデアを整理する。

昼飯を食いに行って杉山君にぼやぼやと話をする。話ながら可能自己と、Hillsの議論はつなげられるかもしれないという気づきを得る。

アイデンティティ関係の議論との向き合い方についてまとまったので、もうひとつやろうと思っていたスポーツ消費者行動系の議論を読んだ。こっちは途中までだが、これはこれで勉強になる。ただ心理学のタームとかモデルとの付き合い方に慣れていなくて、しかもレビュー論文でいろんな概念が登場するので混乱した。

一時くらいになって眠気が優り、今週末やろうと思っていたその他の雑事を片付けたら、四時になっていた。もう空が明るい。めちゃねむい。