七月二十日(土)

10時半に起きたということは泉屋のパンが焼き上がっているだろうと思って買いに行くもののどう見ても前日の売れ残りが並んでいるだけのような棚で気が滅入りつつも買って食べる。あんまりおいしくはなかった。

紅茶を飲みながら月曜の資料をつくる。さまざまな学校外学習プログラムの実践をサーベイしていると、自分が全くプログラム実践側の経験をしていないことが情けなくなってくる。もう1度大学生に戻ってLife is Techとかリディラバとかそういうプログラムのメンターやりたい。Life is Techは大学院生も応募可だけれども25歳までとなっていて、とうとう自分が若者ではなくなったことを知る。徒弟になれない年齢になった時にどうやって新しいことを経験したらよいのだろうか。

と、思いつつも大人のメンターを育成するプログラムは海外だとたくさんあるので日本でも探せばあるのかもしれない。「ボランティア」って言ったほうが出てくるのかも。

15時頃に春雨と肉じゃがを食べて少し腹を満たしてから、カート・コベーンTシャツを着込んで田端駅に出る。山手線に乗り込み渋谷へ。道玄坂を上ってVisionに着く。

Dosing主催のCurse the Earthである。クラブのパーティに来るの初めてじゃないかな。

あんまり混んでなかったので前の方で聞けたけど、Dreaming of Screamingくらいまではビートに乗るくらいだった。けれどJin Doggがモッシュピットをつくらせたところで「自分も輪に入りたい」、急に体が動いて自分もモッシュに参加していた。

テンションが上がらないうちはモッシュしている人を見ても冷めた気分になるが、いざ参加してみるととても楽しい。体をぶつけ合う自傷性は結構ストレス発散になることに気づいた。半年くらい前に煙草の火を腕にこすりつけるのにハマっていた時があるけれどもそんな感じかもしれない。

TYOSiNからMidnight Societyのあいだは最前でずっと跳びはねていた。一度地面から足が離れてしまえばあとはそのテンションで乗っていられるんだな。Kamiyadaがラスト一曲あるの忘れてメンバー紹介して帰りかけたのは笑えたけど、そこから始まったShinjuku Noirは本当に曲の最初から終わりまでみんな跳ね続けていた。特にKamiyadaのバースからTYOSiNのバースに移行する部分の盛り上がりはすごかったな。汗かいたし疲れたし、でも1人での参加だったけれどもめちゃくちゃ楽しかった。

Visionを出て左耳が聞こえにくくなっているのを感じながら帰った。

杉山