七月十四日(日)

富山市はいるかホステルで目覚める。シャワーを浴びて支度をし、出かける。あいの風とやま鉄道に乗り込んで高岡へ。15分くらいだから近いのだけれどそもそも本数が少ないから便利というわけでもなかった。

高岡で朝食をと思っていたが、駅前を歩いても検索しても喫茶店は見つからなかった。結局駅ビルのイタトマでサンドイッチと紅茶をとった。

そのうち集合時間になったのでホテルのロビーでメンバーと会う。セビジャーナスフェスティバルへ参加。

各団体の踊りを見たり、石塚隆充さんのライブを聞いたりして大変充実したお祭りだった。何より今回ご一緒したみなさんが楽しい人たちなので飽きなかったな。

学生じゃなくなったらフラメンコをどうするかはずっと考えつつ、ずっと先延ばしにしてきた問題だし、同世代がいない業界じゃ…とも思っていたけれど、こうやって楽しい活動ができるなら良いもんだなと思いはじめた。

打ち上げでは永田健さんとも話したし、ロスドミンゴス含めて男性フラメンコの世界が近くなったのは自分の中で転機ぽさがある。

こういうことがあると、インタビューさせてもらったオーケストラ団員のみなさんの顔が浮かんできて、フラメンコでいうとあの人の話ってこういうことだったよなあと思ったりもする。たいして「工学」ではないのだが、これが僕が今のところ見出せている「実践への示唆」である。人生の可能性を認識できること。

杉山