六月二十四日(月)

 朝から祐成研に行き、堀江さんの生活構造論にいついての発表を聞いていた。自分は生活構造論に対して中川清的な社会政策学に近いイメージを抱いていたため勉強になった。

 昼食を詩絵音くんと食べていたが、彼のなかには「ぼくの夏休み」という概念があるらしい。典型的な理想郷としての田舎像のようなものかと思っていたら、工業都市の若干寂れた感じとかコンビニとかも含んだ概念らしくなかなか掘り下げたい気持ちになった。多分、夏とか夏休みとかが負わされている過剰なイメージにある種の業の深さを感じた。あの「楽しさ」が強要されている感じはどうやら僕だけが抱いているわけではなさそうだ。

 ゼミは有賀くんの発表などがあって有益だったけど、なぜか虹に大はしゃぎする先生の印象があまりにも強烈だった。

 中川