六月二十七日(木)

 早起きして発表原稿に手を入れようかとも思っていたが、10時くらいに目覚めてそこから大学に向かう。少し議論は整理したが、まあこれぐらいラフなものでも全体の方向性について議論ができれば問題ないと思い直した。

 ゼミでは明治維新期の遷都について質問が来てぎょっとしたが、先生としては都市・都市計画・国家の関係性をはっきりさせてほしいということなのだろう。議論のなかで市区改正が進んでいく1880年代は都市に対する軍事的な注意力が緩んでいく時期であると気づいたのは収穫だった。

 宮地くんが「モダン・ハラスメント」という言葉を発明していたのには笑ってしまった。

 中川