六月二十六日(水)

9時くらいに起きる。勢いがあって色んなメールを送った。コモンズ論文の試読を田口さんにお願いしたり、青野さんに余暇活動に関する社会調査の事例を聞いたりした。写真家論文が査読待ち、インフォーマル学習論文とコモンズ論文が投稿前で試読待ち、それに加えて社会調査における趣味の概念分析をやり始める。写真家論文は自信があるのでともかく、他のものもなんとかパブリッシュにこぎつけたい。

ひさびさに『これからのレジャー・レクリエーション』を読んだら、趣味の特徴を「継続性」としていた。どこからその定式化が来たのかわからないけれど、シリアスレジャーやレクリエーションの専門志向化論と一致している。こういう「遊び続けること」としての趣味概念は自分の立場でもあるが、その一方で最近たくさん出版される趣味関連の学術書における概念規定はそうなってはいない。趣味研究をテーマにするからこそ、「趣味」の捉え方が細かい部分で論者によってどう異なるのかをしっかり論じられるようになりたい。趣味の概念分析はたぶん博論の1章で用語の定義をする際に使うだろう。10月の余暇ツーリズム学会全国大会で発表するつもり。

そのあとは彼女と谷中を散歩して、SCAI The Bathhouse横尾忠則展を見たりした。

杉山