六月四日(火)
過去のことを書く。
週末に指導教員と会う機会があった。
挨拶と、今後の博士課程での生き方について話をしようと思ったら、わざわざ喫茶店に場所を移して30分近く面談してもらった。
そこで現在休学している状況が来年度は難しいということをいわれて、決断のときだよと諭される。12月がリミットらしい。
示された選択肢は二つ。仕事を辞めて学者としてのキャリアを積むか、仕事を続けて役人として働きつつ趣味程度に研究をするか(大学でのキャリアを積むのをあきらめるか)。
「研究は今は趣味でいい。完全に在野というより、大学院生としての身分を残しながら長期的に博論を書いていければいいと思う。大学でのキャリアを積むことは考えていない」としどろもどろに、ここ一年くらいで固まった立ち位置について述べたが、焦らず12月までに答出してくれればいいから、とそっけなく言われる。
なんだかんだで、一年半くらい見ないふりをしていたことを絶妙なタイミングで突き付けて来る。
どうしたもんか。
思考が奪われて仕事のことがどうでもよくなってしまった。上の空だ。
ハンターらの論集は、表題のわりにこの主題を検討するものではなくて、ちょっとがっかりしている。とりあえずさらっと気になったチャプターを読んでいこう。
今週末にインタビュイーへの連絡をしたい。
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