四月二十一(日)

8時に起きて支度したあと、まず選挙にいく。北区長、北区議会議員選挙。ぶっちゃけ、知り合いに入れておくかーという気分になる。目黒区長も母親の小学校の同級生だったけ。

そこから駅に出て、山手線に乗って品川へ。駅でしばらくふらふらして、りんちゃんと合流する。東海道新幹線のきっぷを買って、ホームへ向かう。東海道本線は事故で止まっているようだった。こだまがやってきたので乗り込み、熱海へ向かう。

最近の仕事とか研究の話をしているうちに着いた。久々に来た。新幹線で来ると近いな。

仲見世通りを歩いてぬけて、ビーチの方に出る。熱気球が係留してあった。さらに熱海銀座のほうに向かい、大館建設ビルを見つけ出す。何の変哲もない昭和のビルである。狭いエレベーターで6階に上がると目的地、川島小鳥と小橋陽介「飛びます」展の会場であった。

写真とイラスト、グッズの展示。どういうジャンルの展示と言えばいいのか全然わからないのだけど、今風のレトロな空気に満ちている。クリームソーダの写真はあるし、田舎の家にあるような色あせたテーブルクロスに似顔絵が書いてあるし、赤い原色で書かれたロゴのステッカーが売ってある。ラジカセがアイドルの歌謡曲を流している。1点1点の存在感というより、何でもないような作品が熱海のビルの片隅に置いてあることで醸し出される空気にひたる展示だった。

小谷実由のInstagramとかを見ていても、こういうレトロな空気を醸すカルチャーがあるのは分かるのだが、どうやったら掘っていけるのか分からない。ヴェイパーウェイヴ的な名前はあるのだろうか。

展示をみたあとは、餃子を食べたり、熱海を散歩して写真を撮ったり、起雲閣のモダン建築を見たり、純喫茶でクリームソーダを飲んだり、また歩いたり、夜になったら土鍋ご飯と金目鯛の煮付けを食べたりして帰った。 

休日に日帰りで熱海へ。楽しい日曜日であった。

杉山