九月十七日(月)

朝、九時くらいに起きる。昔はやらなかったけど、最近は寝床でぼんやり起きたままマンガを読むようになった。前の住人がよくやっていたので影響を受けたのかもしれない。

久々にちょっと遠出して朝ごはんのパンを商店街に買いに行った。昨晩の寒さが嘘のように暑い。家でコーヒーといっしょに食べたあと、杉氏と「今日どこいく?」という話になった。古本屋に行きたい、と言うと、具体的な地名を出して乗ってくれてうれしかった。荻窪へ。

荻窪西荻窪の周りで昼飯を済ませたり古本屋を廻ったりした。本を何冊か買う。「本当に欲しい本しか買わなくなった、古本屋では出会いにくい」という杉氏の言葉は新鮮だった。

土砂降りの中で大学へ行き、コモンズでレジュメの内容を裏づける調べものをして、軽くまとめて田端に帰った。富士そばで夕飯をとって杉氏と別れる。

今回の戻りでは、未来に芽生えそうな種が出てきたことがうれしかった。将来が楽しみ、というのは久々な感覚。

とはいえ、帰りの列車は憂鬱だし、船は囚人船に見えるのはかわらず。雨も降っていたので、いっそう悲壮感が大きい。

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