六月十六日（土）
8時半。
ゆっくりと起きる。ゆきさんとげんちゃんが来ている。
二人がいると、ホーム感が増す。
まれびとよりも更に更に懐かしい、ホーム。
出会ったのはげんちゃんが生まれた時だから、もう9年近く前だ。
夏に木造校舎の撤退パーティーをやるらしい。卒論にも書いた、第二の故郷。
リビングは美味しそうなジャガイモの香りがした。
昨日蒸した野菜をゆきさんがお味噌汁にしていた。
朝ごはんをもぐもぐしながら、おしゃべりする。
学校を立ち上げるということの、苦労について。
NVCの本を読んで、明日の講座の準備の続きをした。
スライドを完成させた頃には日が落ちかけて、コーヒー２杯にお茶１杯、おにぎりせんべい５枚、木造校舎のパン３切れ、チーズ１切れ、チョコ１かけを消費していた。ゆきさん自作のポン菓子も１椀。
休憩がてら見たトマトちゃんたちは今日も元気がない。
というか、もっと元気が無くなってる。
水かな、日照かな、根っこかな。。
もう一度外に出してみた。
きゅうりちゃん達の周りには所狭しと春菊・バジル・小松菜が生える。見事に場所をなんとか探して伸びている。
十日前には「まびかれる〜っ」と甲高い声でびっくりしていた（ように見えた）おチビちゃん達も、今は「早く間引いてちょー。養分取り合いになっちゃうよ〜」「狭いわぁ〜きゅうきゅうになっちゃうわ〜」てな感じだ。
さて、次はグラフィックの講座に向けた準備をこのままやろうか。
それともNVCを読むか。
今日はすぎにゃもがご飯を作ってくれるらしい。
健太郎が予定より早く新幹線に乗れたそうだ。
ゆきさんとげんちゃんと揃うのが楽しみ。
ゆり
