三月十六日(金)
島のお土産に買ってきたお茶を飲みながら、思い出し思い出し翌日に書いている。
そうそう、この日(というか昨日)まる三年間続けたバイトの最終日だったのだ。といってもリモート作業なので、職場にいた時間は三十分足らずだった。
ええと…大学の図書館へ行ったのは九時くらい。調査のための本を三つくらいの図書館をまわって集めて、パコパコと調べた事実を打ち込んでいった。ひとつの事項に時間をかけすぎてあんまり効率はよくなかった気がする。
十二時過ぎにお昼をとったかな。
そうだ。来週の旅行に備えて飛行機の中で読む本を調達した。書籍部に行ったのはほんとうに久しぶりで、レジのお姉さんに袋が必要かどうか聞かれてちょっと驚いた記憶がある。前はセルフだったと思ったけど、また変わったんだろうか。そのあと、購買で買った菓子パンを食べながら本の頭だけを読んでた。
雨も降っていたっけ。
十四時過ぎ、お別れセレモニーがあるというのでオフィスへ移動。
セレモニーと言っても、ボスと写真撮影して寄せ書きを貰って、というだけなんだけど。
カードに寄せられたひとりひとりの言葉をよんでも、人物像が具体的に出てこない。
スタッフさんに言われた「害はないのはわかるから、あとはもっと優しさを身に着けた方がいいよ」という言葉を思い出した。
十六時前、大学に戻ってお仕事の続き。
十八時頃までお仕事をやり、飲み会へ。
十九時から二十二時まで、ひたすらアジアビールとカクテルを飲んだ。
話の内容は、ひたすら黒々した話。愚痴というか、中指立てたくなるような話。みんながんばって、その結果みんな不幸になる話。
ところで、昨晩は全盛期並みに飲んだ。理性もあった。意識もはっきりしていた。肝臓が最後にがんばってくれた。ありがとう。
二十二時半、二軒目へ。ここでは注文した料理とか酒は覚えてるけど会話の内容はすっからかん。
一時、ふつうに三人とも終電を逃す。
ひとりが漫画を読みたいという。ひとりはぐでぐでんで、帰ると言っているけど足元がおぼつかない。三十分ほど協議のすえ、ネットカフェに行く。
会員登録に二十分くらいかかる(みんな酔ってたから)。
フラットシートブースに入る。
たおれる。
寝る。
頭痛い。
……翌朝、ひどい二日酔いで目が覚める。
[S]