三月十日(土)

朝から本棚の整理。
赴任先が決まってから、同期の「読書は最低限にしたほうが」という言葉を何度も思い出す。 なにを持っていくかというのは、現地でなにをするかということと関係するので、ちゃんと考えなければ。まず一年間は仕事に慣れたり組織になじんだり現地の人と交流したりと生活のホームベースを作るのに忙しそうなので、本は少なくていい。少し考えて売るもの、送るもの、実家に戻すものの三つに本を分ける。ひとまず歴史資料は戦前のものだけを持っていくことにして、あとは娯楽本と、時間があるうちでないと読まなそうな古典だけ持っていくことにする。足りなかったら帰省の時に送る手配をすればいい。

外出するゆりさんを見送って、カレー屋へ昼のお弁当を買いに行く。
昨日菜食主義者の伝記の豆押しの部分を読んでいたから、ダルカレーに狙いを定める。サグカレーと同じく、ダルも比較的最近おいしいと思えるようになったもので、ボソボソとした食感が好きだ。ナンがわき役に回るのは、ダルカレーだけだ(ナンのガチモチとした食感も、それはそれで大好きなんだけど、ダルを載せて食べるとボソボソ感が死んじゃう)。などとテンションをあげていったらダルカレーがメニューになかった。仕方なくキーマカレー

夕方から新宿で「ブラックパンサー」を観る。
最近映画をよく見る。時間がたくさんあるというのもあるんだけど、今は「これまで見なかったジャンルを開拓するチャンスだ!」という思いから、いろいろ手を出している。小説もそう。映像であれ文字であれ、しばらく娯楽系フィクションに手を出してこなかったけど、働き始めたらここら辺の本やら映像やらが自分にとって大事になる気がするから、経験値を溜めておく感じ。

夜、お家にたくさんの人。シェアメイトの作ったかす汁などを食べる。
ここのところ間食しすぎてお腹が減るという感覚がない。今日も楽しく食後に間食した。着実にお腹が出てきている。銭湯の体重計で1.5kg増しという。 だいじょうぶか。二十代後半になると、意識して吐き出す努力をしないと余計なものが体にたまっていくという。自炊の習慣を取り戻さなければ。

[S]